婚活で出会った男性が既婚者だった

20代後半になり周りの友達も結婚しだし私は結婚しなければという強迫観念に襲われていた。そのこともあり婚活パーティというものに出るようになった。テレビで見るような派手なものではないが女性は比較的安価でいけることもあり何度も通うようになっていた。

ある日、顔もイケメンで収入もしっかりしている男性と出会った。しかも相手方も私を気に入ってくれたらしく久しぶりにドキドキする日を過ごした。その後もちょくちょく会うようになりエスコートも完璧で余裕のある男性だった。付き合うという明示はなかったが大人だしそんなもんかと思いながら体の関係をもったりもした。

そんな関係が続いて半年くらい私は違和感を感じた。同じ福岡に在住なのに彼の自宅に行ったことはない。ほとんどが私の家かホテルかだし、実は出会って1か月くらい経ってからはホテル代やデート代も私が出すことが増えてきた。収入は彼氏のほうがいいはずなのになと不満を持っていた。

久しぶりに友達と会うことになり近況報告をした。友達は「それ既婚者じゃない?」と笑いながら冗談よと言っていたが確かにその線もあるなと思った。というのも、土日に会うことはなく、いつも仕事終わりの2時間~3時間会うことが多いのだ。

ネットですぐに興信所を捜し依頼した。興信所の人に彼氏と会う日の帰りを尾行しましょうということで調査方法が決定した。いつものように彼氏と出会い2時間過ぎたくらいに解散となった。興信所の人が尾行できているのか心配だったが、無事に自宅を特定することができた。報告を受けた自宅は一軒家だったので実家に生活しているのかと思っていた。

興信所の人はそうとも限らないので不動産情報を調べるのでまた明日連絡しますとのことだった。

後日、報告あった。その一軒家は彼氏の持ち物で、妻と一緒に債務者となっているということが判明した。あぁ、やっぱり結婚してたんだと思ったが感情が追い付かなかった。

彼氏からの連絡をしばらく無視していたら自然に連絡がこなくなった。私はどうしたら正解だったのか未だに分からない。